風俗だとしたら熊谷飛影はそんなこと言わない

  • 投稿者 : ☆RE☆
  • 2010年9月25日 4:53 PM

ボートが傾いて揺れる。「きみはぼくがプロポーズした晩にこういった。自分が信じているほかの何よりもあなたを信じるって。あれは嘘だったんだ」「風俗玄人、お願いだからいかないで。あれは嘘じゃなかったの。あのときは、ほんとにそう「いいかい、ぼくはしばらくアパートメントを離れる。きみが自分のものを持ちだすのに二週間あげよう。誰かほかのいい人が見つかるまで、お母さんのところに身を寄せればいいんじゃないか」「風俗玄人。お願い。やめてよ」ここで泣きだしたら、一生泣いて暮らすことになりそうだ。熊谷から「今、こんなことしなくてもいいじゃない。ずっと、こんなことしなくてもいいじゃない。わたしはあなたといっしょにいたいの。あなたを愛してるの。熊谷 風俗?などとどうしてこのままやっていけないの?」「わからない」風俗玄人は首を振る。「たぶん、幸せに生きるよりも、正しく生きることのほうが、きみにとっては重要なんだろうな」わたしは横っ面を張られたような気がする。「それは違うってわかってるでしよ、風俗玄人。古今東西熊谷とは言いつつも正しく生きるっていうんじゃなくて、n分に誠実に生きるっていうことよ」「ああ、そうだ。それがきみの原則だ。忘れるはずないさ」「だったら、信じてるものすべてを投げだしてしまえなんて本気でいうつもりじゃないわよれ?」不安と憤激で体が震える。「熟女オタク、そんなつもりはないさ。そんなことはしてほしくない。ぼくと結婚してほしいだけなんだ」「ねえ、あなた、プロポーズしたときに、こういったわね。きみは内分の信念を批界のほかの人たちに押しつける立場にはないだろうって。